現在、私はS子という女性と婚約している状態で、まだ結婚はしていないのですが、結婚後に振り返られるように備忘録として、私の結婚観、そして私が40歳で結婚を決めた理由を書き残しておきたいと思います。
結婚相手の女性に求める条件
まずは私が結婚相手に求める条件ですが、婚約者のS子と出会う前から、結婚相手の女性に求める条件はあまりありませんでした。
よく男性が結婚相手を選ぶ条件に「容姿」や「体型」、「価値観」、「料理が得意」、「家事が得意」等が挙げられていますが、そのような条件は気にしたことがないです。(S子の容姿や体型が悪いと言っているわけではありません)
何十年も一緒に暮らせば変化する「容姿」や「体型」を結婚相手の条件にしたり、料理代行や家事代行という仕事がある現代において、「料理が得意」や「家事が得意」という条件を結婚相手に求めるのはナンセンスと思うわけです。(S子の料理や家事が下手と言っているわけではありません)
また、結婚前の価値観も大事ですが、価値観は結婚後にも変化していくものなので、私たちは価値観のズレを生じさせないための家庭ルールを設けています。

私が結婚相手に求める条件は1つ。それは「結婚生活を一緒に楽しんでくれる人」です。
よくドラマなどで、「僕が絶対に幸せにします!」とか「私を幸せにして下さい!」というセリフがありますが、「幸せ」とは主観的なものであり、「コレが幸せです!」と断言できるようなものではありません。
「幸せにしてあげる」というのは自分の力しか信じない傲慢な人が言える言葉で、「幸せにしてもらう」というのは自分の幸せを他人に委ねようとする他力本願な人が言える言葉にしか思えないのです。
そのように考えると、二人が家庭に対して真剣に向き合い、それを二人で楽しめる夫婦関係が理想だと思っています。
妻を一生大切にする2つの理由
今は婚約者ですが、私の妻になってくれるS子を私は一生大切にします。
DVやモラハラで配偶者の心身を傷つける人がいますが、何故そういうことをするのか、私には理解できません。
配偶者は「マイカー」と同じようなもの
私は、配偶者はマイカーと同じようなものだと思っています。
例えば、自分のクルマのボディを蹴飛ばしたり、メンテナンスを怠る人がいるでしょうか。恐らくいないと思います。なぜなら、ボディが凹んだり傷が付いたら板金塗装しなければいけませんし、整備不良が原因で事故や故障、交通違反で減点や反則金を課されると自分が困るからです。
配偶者も同じですよね。
自分の配偶者を身体的に傷付けると怪我をしますし、精神的に傷付けると鬱病などの病気になってしまう危険性があります。そうなった時に困るのはやはり自分です。二人で協力する結婚生活なのに自分で自分の負担を増やすことになるからです。
語弊のないように書き足しますが、私個人が困りたくない、私一人が負担を増やしたくないという身勝手なことを言っているわけではなく、結婚すると同時に、ダブルス(卓球やテニス等)のペアと同じような「運命共同体」という生涯のパートナーになるわけですから、相手を大切にするのは当たり前という話です。
そのような理由から私がS子を心身ともに傷付けることはありません。
S子には重たい物を持たせたくない、危険なことはさせたくないと思っていますし、家事の分担も既に話し合って決めており、どうやったらS子の家事負担を軽減できるか、ストレス発散や精神的ケアをどうするか、ということを最近は考えています。
「一生大切にする!」という気持ちがなければ相手のご両親に対して失礼
親というのは、どんな子供でも自分の子供を大切に育てます。特に日本人はその傾向が強いと言えるでしょう。
例えば、私の母は命がけで私を産んでくれて、裕福な家庭に生まれ育ったわけではありませんが、私を育てる為に衣食住や学費などで、2,000万円以上を両親は私に使ってくれたと思います。
その2,000万円は、両親が共働きで一生懸命働いて汗水流して稼いだお金であり、両親は私を育てる為に多くの時間と労力を費やしてくれました。
これは私に限った話ではなく、多くの日本人がそうであり、婚約者のS子もS子のご両親が一生懸命に育てた娘さんだといえるわけです。
よくドラマでは「娘さんを下さい!」というシーンがありますが、ご両親が大切に育てた娘さんを結婚というかたちでお嫁さんに貰うわけですから、子犬や子猫を譲り受けるような感覚ではなく、「一生大切にする!」という強い気持ちがなければ相手のご両親に対して失礼でしょう。
ご両親が大切に育てた娘さんが私と結婚して、私の名字を名乗ってくれるわけですから、ご両親が大切に育てられた想いを私が引き継ぐという気持ちでS子を一生大切にしていきたいと思います。
40歳で結婚を決めた理由
実は私、あまり結婚したいタイプではありませんでした。
独身に比べ、自分で使えるお金が少なくなったり、趣味に費やせる時間も少なくなる。義父母との付き合いが増え、友人との交流が減る。味の好みが違ったり、掃除の仕方が違う。ライフスタイルの違いから起床・就寝・入浴・食事が自分一人のタイミングでは難しくなるなど、結婚すると自由は減り、ストレスは増えると思っていたからです。
また、家族を養っていかなければいけないという収入面に対するプレッシャーをはじめ、健康に気を配りながら仕事を辞められないという責任感、子育てや教育に対する不安から、夫や父親になる覚悟が足りていなかったと思います。
しかし30代後半になると、「このまま一生独り身なのかな…」という風に思い始めるようになり、漠然と結婚を意識するようになっていました。
独り身のままだと夫婦喧嘩や子育てを経験することも出来ない、苦楽を共有し合えるパートナーもいない、身近な誰かを大切にすることも出来ない。そう考えていたときに出会ったのがS子です。
「誰でもいいから結婚したい」という風に思っていたわけではなく、前述した通り、私が結婚相手に求める条件、「結婚生活を一緒に楽しんでくれる人」を満たしているのがS子でした。
付き合い始めの頃や新婚の時であれば何をしても楽しいですが、数十年という結婚生活を考えると生活に新鮮さが無くなるのが一般的だと思います。そのマンネリ化した生活を想像した時でも、「S子とだったら楽しそうだなぁ」と思えたのが結婚を決めた理由です。
まとめ
以上、私の結婚観、そして私が40歳で結婚を決めた理由でした。
私の結婚観や結婚を決めた理由なんて誰も興味ないと思いますが、初心を忘れないように書き残しておきたいと思いました。
妻のことを「家政婦」と思っている、夫のことを「銀行ATM」と思っている、そういう夫婦関係にならないように頑張っていきたいですね。