新築一戸建ては買わない!結婚して新築一戸建てを購入しない理由

新築一戸建ては買わない!結婚して新築一戸建てを購入しない理由 田舎移住

私は2022年3月までに婚約者のS子と結婚して、九州の田舎に移住する予定です。

結婚して新生活を始めるからには、新築一戸建てで新生活を始めたいという気持ちはありますが、新築一戸建てを購入するメリットよりデメリットのほうが大きいと思うため、私たちは新築一戸建てを買わないと決めています。

これは人それぞれの価値観によるもので一概には言えませんが、私たちが新築一戸建てを購入しない理由についてお話します。

新築は入居した瞬間に中古物件になって資産価値が落ちる

新築は購入した瞬間に中古物件になって資産価値が落ちる

新築一戸建ては、入居した瞬間に中古物件となり、その家の資産価値は購入金額の80~90%程度の価値になってしまいます。

価値の下落幅は業者の粗利益等によって左右されますが、例えば、3,000万円で購入した新築一戸建てなら、入居した瞬間に2,400~2,700万円の資産価値になってしまうということですね。

一瞬で300~600万円という大金を失うような贅沢なお金の使い方は私には不可能です。

また、新築一戸建ての購入資金3,000万円を金利1%で35年の住宅ローンにした場合、返済総額は約3,550万円となり、約550万円の利息が付きます。

ということは、下落する資産価値300~600万円と、550万円の利息を足すと、新築一戸建てを購入して入居した瞬間に850~1,150万円の家庭内債務超過を抱えることになってしまいます。

不動産価格の下落率を20%とした場合、不動産の価値は2,400万円なのに、返済総額は3,550万円なので、1,150万円の債務超過ということになります。

債務超過とは資産をすべて売却しても、負債を返済しきれない状態ですから、「1,150万円をドブに捨ててでも新築一戸建てに住みたい!」という強い気持ちがあればいいと思いますが、そういう気持ちは私にはありません。

35年ローンなら35年間ずっと住み続けなければいけない

新築一戸建てを35年の住宅ローンで購入した場合、35年間ずっと住み続けなければいけません。

住み続けて困る理由は、「住んでみたら不便だった」、「近所付き合いが面倒だった」、「騒音がうるさい所だった」、「マイホーム購入後に転勤になった」、「他に住みたい地域が見つかった」などのリスクがあるからです。

1、2年後の未来を予測するのは比較的簡単ですが、35年という非常に長い期間を予測することは不可能です。なんらかの理由から「引っ越したい」と思っても、住宅ローンが残っている状態では、その家から引っ越すことが出来ないということですね。

もちろん家を売却すれば引っ越すことは可能なのですが、「住宅の資産価値=住宅ローンの残高」になるのは、土地価格の変動や住宅の購入価格によって異なりますが、概ね、築15~20年経った頃になります。

住宅の資産価値=住宅ローンの残高

つまり引っ越したくても、最低15~20年間は住み続けなければ、住宅ローン残高が残っている分、「損」ということになるわけですね。

そもそも住宅ローンを完済する前にその住宅を売却するのであれば、始めから新築一戸建てを購入するメリットはありません。新築一戸建ての魅力は住宅ローンを完済した後、「今後は住宅ローンの返済も家賃の支払いも無い!」と実感できることだからです。

35年以上住み続けなければ新築一戸建てを購入する意味がない、しかし35年という非常に長い期間に何があるか分からないため、新築一戸建ての購入はリスクが高いと思うのです。

家族構成やライフスタイルの変化に対応できない

前述した通り、35年間住み続けなければいけないのであれば、家族構成やライフスタイルの変化に対応できない可能性が高いです。

例えば、私は40歳なので、41歳で第一子誕生、43歳で第二子誕生の四人家族と仮定した場合、リビングと夫婦の寝室、子供部屋が2部屋で、3LDKの間取りで新築一戸建てを購入したとします。

しかし、私が65歳ぐらいになった頃に、子供たちは自立して実家を離れるでしょうから、3LDKという広い間取りの家で初老夫婦が二人で暮らさなければいけなくなります。二階建てなら階段の上り下りも大変でしょうし、使っていない部屋でも掃除しなくてはいけません。

「子供たちも独立したし、二人で生活できる程度の小さな家に引っ越したいね」という会話をしても、住宅ローンがあと10年ほど残っていて引っ越すことが出来ない。そんな未来が予測できます。

私が現在40歳ということもありますが、今の年齢に関係なく、誰でも年老いていくわけですから、若いうちから老後の暮らしや住まいを考えておく必要があるでしょう。

今後、日本の地価は下がり続けることが予想される

今後、日本の地価は下がり続けることが予想される

戸建て住宅の資産価値は、「建物の資産価値」と「土地の資産価値」を合わせた価値になりますが、一般的な木造住宅の場合は「築年数20年」で建物の資産価値はほぼゼロになってしまいます。

従って、資産価値が上がる場合は「土地の資産価値」が上がって、戸建て住宅の資産価値も上がるという状況になるわけですが、今後、日本の地価は下がり続けることが予想されるため、日本国内に存在する戸建て住宅の99%以上は資産価値が上がることは無いでしょう。

その理由は日本の「少子高齢化」や「人口減少」が原因で、2033年には3軒に1軒が空き家になると予想されているからです。

今後、外国人土地法の規制強化がされない限り、外資によって日本の土地が買われていくというのは予測できますが、そもそも3軒に1軒が空き家になるという状況では、日本全体の地価が高騰するとは考えられません。

もちろん「一等地」と呼ばれるような駅前、人気のエリアや自治体など一部の地域に限り、地価が高騰する可能性はありますが、一般的な住宅街で戸建て住宅の資産価値が上がるのは難しいという話ですね。

私たちは田舎に移住しようと言っている時点で「地価」に関心はないのですが、資産価値が下がる可能性が高いものを高値掴みで購入する勇気が私たちにはありません。

「新築一戸建てを買って良かった」は最初の1,2年ぐらい

私は新築一戸建てを購入したことが無いので詳しくは分かりませんが、おそらく「新築一戸建てを買って良かった」と思えるのは、新築一戸建てに住み始めて1、2年間ぐらいではないでしょうか。

例えば、ずっと欲しかったクルマを買った時はとても嬉しいですが、1、2年ぐらい乗っていると、新しい新型モデルが発売されたり、車検やメンテナンスに費用が嵩んだり、洗車する頻度も落ちていき、クルマへの愛着が減っていくという人も多いでしょう。

クルマだったら数年で買い換えれば良いですが、新築一戸建てを35年ローンで購入すると、どんなに買い換えたくても35年間は買い換えられない、もしくは「住宅の資産価値=住宅ローンの残高」になる15~20年後に赤字覚悟で買い換えるしかありません。

これは金銭面の話ではなく、どういった気分や気持ちで毎日を過ごすかという精神面に与える影響の話です。

「新築一戸建てを買って良かった♪」という楽しい気持ちをずっと持ち続けられればいいですが、そう思えるのは最初の1、2年ぐらいとして、そこが新築一戸建てに対する喜びのピークだとすると、その後、新築一戸建てに対してどのように向き合えばいいのか想像すら出来ません。

家は生活する為の“アイテム”に過ぎないのに、その家が生活の負担になったり、ストレスの原因になって日々の生活が楽しくないと感じ、精神面に悪影響を及ぼすなら本末転倒だと思うのです。

まとめ

以上、私たちが新築一戸建てを購入しない理由についてでした。

「月々の家賃で新築一戸建てが買える」ということが書かれているチラシを最近よく目にします。賃貸物件は「家賃」さえ払っていたら済みますが、新築一戸建ての場合は「家賃に相当する住宅ローンの返済額」に加え、修繕費や固定資産税や保険料が必要になるわけですから、新築一戸建ての購入はとても贅沢なお金の使い方と思います。

私たちはお金に余裕があるわけではないので、新築一戸建ては買わないと決めているだけですね。

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